北京では、建国60周年の記念イベントなどに合わせて10月1日から8日までの「国慶節」期間中、市内の一部の道路で交通規制が実施されますが、これについて北京市公安局の下部機関、公安交通管理局の隋亜剛副局長は26日、「市民の移動への影響を最小限にする」と述べました。
隋副局長はこの日の記者会見で「通行が禁止される道路は、新聞やテレビなどを通じて事前に市民に知らせる。規制が実施される当日にも、リアルタイムで道路の通行状況を発表する」と明らかにしました。
最近、海外の一部のメディアで「北京は安全対策のため、国慶節期間中、全てのタクシーに盗聴器を仕掛ける」との報道が行われていることを聞き、隋副局長は、これを否定した上で「北京のタクシーに搭載されている機械といえばGPS(全地球測位システム)だけだ。それは車の通行量を統計し、通行状況を発表するためのものだ」と述べました。(鵬)